12ヶ月定期点検でご入庫を頂きましたBMW F06型M6になります。M6はV型8気筒ツインターボのエンジンを搭載しているハイパフォーマンスカーです。
今回ご入庫されたM6は年式も新しく、走行距離が少ない事も有り、コンディションが大変良く特に大きな整備は必要としない状態でしたので定期交換部品や定期交換油脂をメインに作業を行いました。
整備内容としては、エアエレメントの汚れとエンジンオイル量の低下が確認できましたので交換作業を行いました。この箇所も点検では定番の箇所になります。
コンディションを保つ為には、定期的な点検が必要です。
弊社では、新しい車から古い車まで対応し、BMW専用テスターも完備しておりますので気になる事がある方は、是非お問い合わせください。
こちらのZ4はミッションがSMGの車両で、直ぐにニュートラルになって警告灯が点灯してしまう状態でした。
早速テスターにて診断を行ったところ、ミッションオイルのプレッシャー低下を確認しました。油圧低下によりギアが抜けてしまう状態です。
テスターにて油圧を発生させているSMGポンプを強制的に作動させて圧力の状態を確認したところ、基準値まで圧力が上がりきらない状況が確認出来ました。
今回はこちらのSMGポンプを交換して、テスターにてエア抜き、クラッチ位置の学習などを行いました。
テスト走行を行い発進、変速の動作を確認し問題はなく作業完了です。
車検でご入庫頂きました、BMWのアクティブハイブリッド7(F04)です。
たまにエンジンの冷却水不足警告灯が点灯するという事でしたので、合わせて点検を行いました。
点検の結果、タービン冷却パイプやベンチレーションパイプなどから冷却水漏れを確認しました。
F04は、エンジンのインレット側とエキゾースト側が逆転した設計となっていて、タービンはエンジンのVバンク間に取り付けられ、周辺には細かいホースやパイプ類が多く接続されています。
タービンがエンジンの中心部近くにあることにより、各ホースやパイプ類への熱による負担が多くかかることから劣化が早く、冷却水漏れの事例が多くみられます。
今回は、漏れのあるホースの他に、劣化していたホースも同時に交換し再発を防止を含めて作業を行いました。
車検でご入庫頂いたBMWのF20です。冷間時に冷却水不足の警告が出るという事で一緒に点検を行いました。
点検の結果、エンジンの後ろ側に取り付けられているウォーターハウジングより冷却水が漏れているのを発見しました。
この状態では、保安基準不適合となる為お客様と打ち合わせを行い整備作業を行いました。
整備作業では、インレットマニホールド等の補器類を外さないと部品にアクセス出来ません。
作業後、症状が改善し異常が無い事を確認し作業完了となりました。
エンジンが温まってくるとエンジンルームから焦げたにおいがするとのことです。
エンジンフードを開けて点検するとエンジンオイルフィルターのブラケットからオイルが滲み漏れており下廻りまでつたっていました。
ブラケットのパッキンと交換する際に脱着するクーラー側のパッキンも交換し、ブラケットは取り付け面をオイルストーンで磨き、あたり面を出すことでパッキンの密着性を高め今後漏れにくくして取り付けました。
12ヶ月又は24ヶ月(車検)点検では定期的に油脂類、ベルト、ワイパー等の定期的に交換をする定期交換部品項目があります。高年式車両やあまりメンテナンスを受けない車両などは特に劣化が進んでいる場合があります。1つ壊れると同時に他の部品が壊れていく可能性がありますし、元のポテンシャルが出ない場合があります。定期メンテナンスにより今の車両の状態を把握をすることで故障のリスクを減らせ車両のポテンシャルを引き出せます。