エンジン警告灯が点灯してしまったという事でご入庫いただいたBMW1シリーズのE88です。
早速症状を確認する為、試運転を行うとエンジンの吹け上りが少し悪い状態となっていました。
更に原因を探る為、BMW専用テスターDISで診断を行うと、エキセントリックシャフトセンサーのエラー入力がありました。
このセンサーは、エンジン内部のカムシャフトの先端部分に取り付けられており、アクセルの開閉度を検知して、その開閉度に応じてカムシャフトを駆動させることにより、インテークバルブのリフト量を調整しエンジン回転をコントロールしているセンサーです。
故障するとカムシャフト・バルブの正確な位置がECUで認識出来なくなりエンジンがかからなくなったりする場合がありますので、修理が必要です。
交換作業時には、エンジンヘッドカバーの脱着が必要となり作業には手間が掛かります。
車検でご入庫いただいたBMWのZ4です。気になるところは特にないという事でしたが法定24ヵ月点検を実施した結果、エンジンVベルトテンショナーからのグリス漏れがありました。
この状態で仕様を続けると、テンショナーから異音が発生し最悪の場合ベルトが切れてしまう原因となります。
このままでは危険ですので、テンショナーの交換作業を行いました。
テンショナー交換時には、取り付けボルトがアルミで出来ており再使用が出来ませんので、同時に交換を行います。交換後、以上がないことを確認し作業完了となりました。