BMW 7シリーズ E65 車検点検整備でご入庫頂きました。
車検取得の他にエンジンが温まってくると焦げた匂いがするので心配とご相談頂きました。車検点検と同時に診断を行っていきます。エンジンフードを開けるとオーナー様からのご相談通りに焦げた匂いがしてきました。匂いの感じからしてエンジンオイルで有ると予測出来ました。車輌をリフトアップして確認を行っていきます。
まず目に入って来たのは、ステアリングのラックブーツにオイルの雫が出来ていました。そしてオルタネ―タ―も同様にオイルが付着しており、エンジン下に付くアンダーカバーもこの状態です。ステアリング関連のオイルで有れば、赤い色又は緑色が一般的ですが、滴になっているオイルは濃い茶色です。
付着しているオイルはエンジンオイルで有る事が判明しましたので、次は漏れ箇所の断定を行います。診断を進めて行きますと2箇所から漏れが発生している事が分かりました。エンジン上部に位置するタペットカバーとエンジン前側に位置するフロントケースからでした。どちらもゴムパッキンでオイルを遮断している箇所になりますので、パッキンの交換作業で漏れを止められます。
エンジンフロントケースを脱着しパッキンの交換する作業にはタペットカバーを外す工程が含まれますので、基本的に同時作業となります。その他にもベルト廻り、クランクプーリなど外す部品が多々ありますので、工程数が多くなる整備となります。
タペットカバーを外した状態です↓
続いてフロントケースへと作業が進行して行きます。↓
整備完了後に仕上げの清掃をして完成検査を行い終了です。
7シリーズの整備でお困りの方は是非マーキーズへご相談下さい。