マリオットマーキーズBMW整備スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
本日はBMW F20車検作業です。
BMW F系も、もうそろそろ10年近く経つ様になり故障も多くなってくる車両となりました。まだまだ長くお乗り頂くために色々な視点から見ていきます。
今回は車検取得に伴い点検を進めていきます。
ワイパー等の消耗品のチェックやメーターパネルに表示される警告灯のチェック、ボンネットを開け、エンジンオイルや冷却水の漏れをチェックしていきます。
リフトアップを行い下廻りの点検では各部アームのブッシュ切れやブーツ切れを確認していきます。
今回はヘッドライトのロービームが片側不灯になっていたのとベルト回りに劣化が見られました。
まずはヘッドライト不灯の原因を探ります。
片側は点灯するので簡単にできる点検としてバルブを左右入れ替えてみます。
しかし点灯しないので他に原因がありそうです。
ヘッドライトをよく見ると点灯しない方のヘッドライトに水が入っていました。
ヘッドライト下部にはライトのコントロールユニットが有ります。
ユニットを外し確認すると基盤が水で腐ってしまっていました。
念の為ヘッドライト側のコネクターを見たところ、そちらも腐ってしまっていたのでヘッドライト、ライトコントロールユニット交換となります。
ここは高額部品にはなりますが、消耗品と合わせて見積もりを作成、ご説明を行いお客様にご納得いただけたので作業を進めていきます。
ヘッドライト交換するにあたりフロントバンパーを外しますが点検時に外してありますのでヘッドライトの位置を決め交換していきます。
慣れていますのでサラッと作業していきます。後は逆の手順で戻していきワイパーやエンジンオイル、フィルター、エアエレメント、エアコンフィルター(マイクロフィルター)などの消耗品の交換を行いヘッドライトの点灯チェックを行います。
点灯を確認出来たのでロードテストやエンジンオイルレベルなどの確認を行い、作業完了となります。
無事車検も取得いたしました。
前述にある通りBMWのF系もデビューから約10年近く経ちます。
E系に比べればだいぶ故障は少ないと思いますが、定期的なメンテナンスが無ければ思わぬ故障を招く原因にもなりかねません。
少しでも車に異変があった場合や気になる点がありましたら是非弊社に相談して頂きたいと思います。