マリオットマーキーズブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回、紹介する車はBMWの1シリーズF20です。
車検にてご入庫頂きました。
※お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、整備工場の床をリニューアルしております!
ご入庫した際に、冷却水不足の警告灯が点灯を確認しました。
現在の車検では警告灯点灯があると、車検審査が行えません。
テスターを使用し車検点検し故障箇所の特定を行います。
冷却水漏れ箇所の確認
早速、エンジンルームを除いて見ると、オイルや冷却水の滲みは無く綺麗なエンジンルームです。
リフトアップし、下廻りの点検を行うとミッションの上側から冷却水が漏れてきている事が確認できました。
目視では見えづらい為、鏡などを使用しさらに漏れ箇所の詳細を探していくと、エンジンの後ろ側に取り付けられているウォーターハウジングから冷却水漏れがありました。
ウォーターハウジングは樹脂で作られており、年数が経過すると同時に劣化していきます。
劣化した樹脂は、固く脆い状態になりエンジンや走行中の振動によりクラックが生じ今回のような冷却水漏れの原因になります。
1シリーズでも経年劣化はでてきています。
この状態では、保安基準不適合となり、車検の取得を行えない為お客様と打ち合わせを行い、修理作業を行う事になりました。
BMW 1シリーズ ウォーターハウジング交換修理
ウォーターハウジングの交換作業では、インレットマニホールドを脱着し作業スペースを確保してから作業を行います。
外した部品の新旧比較です。
交換作業時には、外したホース等は再利用出来ない為同時に交換を行います。
交換作業後、冷却水のエア抜き作業を行い異常が無い事を確認し、作業完了です。
BMWも車種が増え新しい車でも樹脂部品が使用されておりますが、あまり今まででは無いようなトラブルも増えてきています。
マーキーズでは、専門知識が豊富なメカニックが多数在籍しておりますのでどのような整備でもお任せ下さい!