BMWTOP > 【BMW車検】 > BMW 車検 法定24ヶ月点検とは
「法定24ヶ月点検」―この言葉自体、知っている方や聞いたことのある方がほとんどだと思います。
では、その内容や目的は何かご存じですか?
このように受け止めている方が意外と多いのですが、残念ながらこれらの考えは全て誤っています。
そもそも「法定24ヶ月点検」というものは、国が定めた項目にお客様のお車が合致しているかどうかを見る為の検査。
しかも、これらはなんと昭和の時代に制定されていますので、電子デバイスが多岐に渡り装着されている近年のBMWにとって、十分にカバー出来ていないのが現状です。
それでは次にこちらの画像をご覧ください。
こちらは、国で定められた点検項目が機関ごとに書かれた、法定24ヶ月点検用の整備記録簿です。
現代のBMWはほとんどが電子制御されているにもかかわらず、記録簿には「OBDの診断」という簡略化された項目しかない現状です。(※OBD診断項目も2021年10月に追加)こちらは、OBDのステータス内のエラーが保安基準に適合しているかどうかしか点検内容にありません。
BMWには、SRSやABS、DSC、ASCなど…60個以上にも及ぶ電子デバイスが搭載されています。にも関わらず法定24ヶ月点検にそれらの項目が無いということは、テスターの設置が無い工場やガソリンスタンドで車検を通した場合、この様な内部的な点検や診断を全く行なっていないと言うことになります。そうした通常の車検で見抜けない内部の瑕疵が、のちのち大きなトラブルを引き起こす要因になるのです。
車検の確認調査を行う自動車技術総合機構から変更があり2017年2月保安性の問題から警告灯点灯があると車検の検査を受けられなくなりました。
記録簿には警告灯の検査項目はありませんが、目視でわかる警告灯表示があると検査不可と変更になりましたので、警告灯点灯の原因を診断ししっかりと修理してから車検を取得しなければいけません。
以前は、警告灯が点灯していても検査項目を満たしていれば車検を通せましたが、現代の車は電子デバイスが張り巡らされ、エアバッグやABS等安全性にかかわる重要な箇所の故障をかかえたままでは自動車の保全は保てません。
マーキーズではBMW車検点検時には、通常の法定24ヶ月点検だけに留まらず独自のBMW専用チェックシートを用いて車種ごとのウィークポイントなども徹底的に点検します。更にディーラーが使用するものと同じ最新テスター診断機「DIS」で診断します。隠れた瑕疵も見逃しません。
見過ごさない点検 それが良い整備工場です
細かい不良個所を見過ごせばトータル費用は低くなるかもしれませんが万全とは言えません。マリオットマーキーズではしっかりとした点検・診断の後お車のコンディションの説明をし整備プランのお打ち合わせを経て修理整備を進めて参ります。