BMWも昔に比べれば日本車に近く故障しにくくなって来ています。それでも日本の気候に即して造られた国産車とは違い、欧州の気候に即して造られているBMWは、「ただ車検が通ればよい」では完全なメンテナンスではありません。実際マーキーズにも、「初回の車検は保証のあるディーラーで行ったが、2回目からの見積もりの値段に驚いた」と駆け込んでくるBMWオーナー様が近年ますます増えています。
なんでもかんでも「予防整備」という考えのもと部品交換してしまうのがディーラー車検の傾向ではあります。 「新品部品に勝る物はなし」はわかりやすく確かにその通りです。ですが、まだそのまま使える部品がある場合も少なくはなく、それにも関わらず新品部品に交換されてしまっては、オーナー様が整備代金・修理代金を必要以上に負担してしまっていることにもなるのです。
それでは、オーナー様がもっとメンテナンスをしたいと思っていても、躊躇してしまうことでしょう。適切な説明もなくやたら交換修理で済ませようとする工場は、BMWの修理・故障診断実績が乏しいために、本当の故障診断・修理を行える整備士は少ないのではないでしょうか。 2年に一度の大事な車検です。信頼できる整備工場を選んでしっかり総点検をしましょう。
車検には決まった箇所の点検項目があります。 自動車の瑕疵(かし)を整備し、運輸支局、または指定工場に持ち込み検査を受けます。一般的に、ディーラーの整備工場に点検を依頼し車検を通してもらう【ディーラー車検】、ユーザー自ら整備し運輸支局に持ち込む【ユーザー車検】、 それから整備に特化した民間工場に依頼し車検を取得する【車検代行】があります。
整備工場には、一定の規模と設備、人員を有する指定工場と認証工場があります。自動車検査員がおり、点検から車検取得までが同時にできる工場を指定工場、 自動車を点検整備し、車検場に持ち込み車検を取得するのが認証工場になります。マリオットマーキーズは国土交通省から認定を受けた認証工場になります。場合に応じたキメの細かいしっかりとした車検整備が可能です。
費用を抑えるために最低限の箇所だけを直し、時にはテクニックを使い車検を通す方法があります。たとえば、輸入車によく見られるオイル漏れ等はしっかりとふき取って車検を通す時だけOKにするなどです。整備箇所も車検項目だけを重点的に整備し、他に瑕疵(かし)があっても省略するのです。しかし、それでは本来の保安目的という点とはずれてしまいます。根本的に不良個所が直っていない場合にすぐに再発し走行上の危険にもつながります。認証工場でもあるマリオットマーキーズではしっかりと一台一台の車を点検し車検を通します。
※令和3年10月1日~OBDの診断が追加されました。
国が定めた法定24ヶ月点検用記録簿があります。項目は詳細に分けると82か所あります。以前は100項目以上の点検項目がありましたが改正され簡略化されています。 このため通し車検はより通しやすくなったのかもしれませんが、自動車も日々進歩しています。改正から20年以上が過ぎ、電子機器が搭載された車は車検項目にのらない不良個所も多く見られるようになっています。
BMWもほとんどが電子制御されているにもかかわらず記録簿には「OBDの診断」という簡略化された項目しかない現状です。こちらは、OBDのステータス内のエラーが保安基準に適合しているかどうかしか点検内容にありません。
車検は保安目的でもありますが、BMWの場合決められた点検項目だけでは必ずしも安全とは言えないのが現状です。
マーキーズのBMW車検は、BMW専用テスター「DIS」完備で、こちらで説明している項目以外にも車種別でのウィークポイントもしっかりチェックしていきます。現代のBMWは電子機器が張り巡らされ専用のテスターが無いとエラー表示の解消すらできません。車検を通すことはもちろん、車検だけではカバーしきれない箇所の診断を行える設備がある工場で車検点検をしましょう。
自動車は定期的な点検整備が必要不可欠になりますが場合によっては、愛車の総点検をしようにも予算の関係で思ったように費用をかけられないオーナー様も多いかと思われます。最近のBMWは電子制御の塊です。今までのような目視による車検点検では絶対に見れない・見れるはずの無い電子制御部品が多く使用されています。
1つ部品を交換しても、その後に必ず専用テスターを使用しコードの入力が必要です。設備をはじめ扱うスタッフとデータを判断できる実績とノウハウがなければ対応出来ません!DSCなどBMW特有の安全装置は点検では無く「診断」する事により車検取得後に、2度・3度同じ個所の修理が必要になってしまうようなトラブルを防ぎ、お客様に負担のかかることの無いよう確実な診断の実施が可能です。