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さて今回はBMW X5 2.5リッターの車検点検整備を行いました。
車検整備以外に運転席のドアが開きづらい症状があるとの事です。
早速２４カ月点検と並行して点検と診断を行っていきます。
点検を進めて行きますとドライブシャフトのブーツが破けており、内部グリス漏れが発生しているのが分かりました。かなりの量が漏れています。
車検不適合な箇所になりますのでこれは修理が必要となります。
次に運転席ドアトリムを外しご依頼内容の診断を行います。
症状の原因を探っていきますとアウターハンドルのベースが割れて外れている状況である事が分かりました。
ワイヤーを引っ張ってもハンドルベースが正しく固定されてない状態ですので、ロックを解除する事ができない状況でした。
ハンドルベースの部品交換後は症状が解消され、スムーズなドアの開閉を取り戻しました。
BMW E６０ 車検でご入庫頂きました。年式や走行距離を考慮しての目線でしっかりと点検を進めて行きます。ただ取れればいいという車検の点検ではなく、安心と安全もご提供したいのが、マーキーズの車検点検です！！
さて、本題です。点検を進めて行きますと、ファンベルトの傷みと共にベルトの張りを保っているテンショナーの不具合を見つけました。エンジンの回転数に比例して回っているファンベルトですが、最近は幅広で長い物一本で使用しているのが一般的になっています。回転距離も長くなるのでどうしてもたわみが発生する状況が出て来てしまいます。それを緩和しているのがテンショナーです。物強烈なスプリング力を利用してベルトの張りを一定に保つのが目的となります。スプリング部には急激なスプリングの動きを和らげる為、内部にグリスが封入されているのですが画像のように漏れてくる事が有ります。このまま放っておきますと異音の原因やベルトの張り具合に影響が出てきますので、ファンベルトと共に交換をお勧めさせて頂きました！！
