BMW 3シリーズ E46 エアコン風量弱い 点検修理

マリオットマーキーズBMW整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はBMW 3シリーズE46のエアコン修理です。

エアコンを最大風量にしても風量が弱いということでご入庫いただきました。

早速症状を確認すると、エアコンを操作して風量の変化はするものの風量を最大にしても微風しか出ません。

症状からしてブロアモーターの制御を行うファイナルステージ(レジスター)が怪しいので、エアコンユニットのステータスを確認します。
ファイナルステージという部品はスイッチで操作した風量に対してブロアモーターへの電圧を変化させて、風量の制御を行なっています。

操作スイッチでエアコンを最大にするとブロアの制御が最大直になりユニットは正しい信号を送れているので、やはりファイナルステージの故障の可能性が高いですね。

念の為、ブロアモーターの単体テストを行って、作動を確認しました。
現状問題なく作動しているのですが、軸が錆で渋くなっていたのでお客様と相談させていただき、今回はブロアモーターとファイナルステージの交換を行いました。

まずブロアモーターからですが、交換するにはワイパーアームとカウルを外す必要がありますが、それでもスペースが狭くてブロアモーターを取り外すのは知恵の輪のようで大変です。

こちらが新旧部品で、やはり新品は軸がスムーズに動きます。

次にファイナルステージの交換です。

こちらは車両右側のフットレスト上辺りにあるのですが、右ハンドル車ですとステアリングコラムが邪魔をします。

エアコンフラップのアクチュエーターを取り外すとファイナルステージにアクセスできます。

こちらが新旧部品です。
新しい部品が右で対策品に変わっているのがわかります。

ファイナルステージは熱で故障するケースが多いので、ファイナルステージを冷却するヒートシンクが多くなっていますね。

交換後はエアコン風量MAXが出るようになり作動に問題がありませんでしたので作業完了です。

弊社では様々な輸入車種の経験が豊富ですので、今回のような年式のある車でも何か気になることがありましたら、ぜひご相談ください。

車検整備でご入庫して頂いたBMW車種別入庫台数のランキングになります。 車種別の弱点や故障が多い箇所も紹介していきます。 ランキング上位第５位～第１位を発表致します。

第５位は５シリーズE60です。

「アクティブステアリング」や「ダイナミックドライブ」などの機能が搭載され、乗り心地も良くドライビングも安定して走れるのが特徴です。エッジの効いた外観が人気を呼ぶ秘訣となっています。E60はエンジンオイルパンのガスケット漏れや冷却水廻りの故障が多くなってきています。ラジエーターの樹脂部分が経年劣化でヒビが入るといった事が事例として有ります。 ハンドルの角度を検知しているアングルセンサーも故障が多く報告されています。警告灯が点灯し様々な症状が出る原因にもなっています。

続いて第４位は７シリーズE65です。

BMWの高級セダン、７シリーズE６５やロングベースのE66も人気です。 E65はドアミラー格納に不具合が出る事例やエンジンのフロントケースパッキンなどからのオイル漏れがよくあります。作業も大掛かりとなりますので修理費用が高額になる事も有りますが、オーナー様は最高峰の乗り味を継続して味わいたい方が多くいらっしゃいます。マーキーズでは費用を抑えられるようにオーナー様へご提案をしながら修理を行っておりますので、是非お気軽にご相談して下さい。

ベスト３の第３位は５シリーズE39です。

年数は経過していますが気に入って乗っているオーナー様が多く、しっかりとメンテナンスして長く乗っておられるイメージが強い車輌です。後期のイカリングのヘッドライトも人気です。 E39で多いのはヘッドライトの光軸を調整する樹脂のロッドが劣化で折れてしまい、光軸調整ができないケースが最近では最も多い事例です。調整ができませんと車検検査にも合格できませんので、必須修理となります。

ベスト３第２位は３シリーズE46です。

こちらはもう不動の人気を誇る名車ではないでしょうか。ツーリングやクーペのモデル、M３といったバリエーションも豊富です。整備事例としてはエンジンのオイル漏れ修理、パワーステアリング装置のオイル漏れが代表的に上げられます。 エンジンオイル漏れはタペットカバーのパッキンやオイルパンのガスケットからが多く、パワーステアリング装置はポンプ本体から漏れている事が多く有ります。

そして第１位は３シリーズE90です。

E46とE90は僅差の結果となりました。やはり車体の大きさや維持費ともに扱いやすいお車という事もあり販売台数が多いのが入庫台数に比例していると考えられます。故障として多いのは、ショックアブソーバのマウントや底突き防止のバンプラバーの劣化が目立ちます。 特にバンプラバーは固いスポンジのような部品で交換するのにショックアブソーバを外して分解作業となりますので、劣化が見られるようで有れば早めでも同時にマウントも交換してしまった方がお勧めです。他にはオートマチックトランスミッションのオイルパンなどからオイル漏れがあります。 樹脂製のオイルパンですので熱で本体が歪みパッキン交換では漏れが止まらないケースが有ります。また交換するときはトルク管理などシビアに行わないと漏れの再発を招きます。

最後に。

あくまでも入庫が多い車輌のご紹介ですので、故障が多い順では有りません。そしてここで紹介した車種以外も取り扱っておりますので、車検時に気になる箇所などありましたら ぜひマーキーズにご相談下さい。 整備内容も費用に関しましてもしっかりお打合せを行い、車検整備を進めさせて頂いております。

次回はBMWよくある整備をランキングします。

今回のお車はBMW3シリーズE46です。内装天張りが垂れ落ちてしまい修理をご依頼頂きました。

最初は僅かな垂れ落ちでも、ある日突然一気に垂れて来る場合が有ります。見栄えも悪く、視界の妨げにもなります。これは中のウレタン下地が経年劣化により、布地と分離して天井から剥がれて垂れてきてしまうからです。天張りの交換となると部品代はかなり高額になりますので、マーキーズでは修理をご提案しております。

基本的な修理の流れとしては前後各ピラーカバーやサイドバイザー等の内装トリムを外して室内から天井のベースを取り出します。車種によってはガラスを外さなくてはならない事も有りますのでかなり手間が掛かる場合も出てきます。また、サンルーフが付いている車両も手順が変わって来るので大掛かりになります。

取り出したものがコチラ↓

取り出したベースからウレタンをブラシで除去し、薬剤で綺麗に拭き取ります。

新しい天張り布に張りかえて、良く乾燥させた後に元の手順で組み付けして行きます。

車検や点検以外にも板金、カスタム、天井張替えなども承っております。
まずは気軽にご相談下さい。

BMW天張りの修理はマーキーズにお任せ下さい。

BMW　３シリーズ　E４６　アルピナ　B３　車検点検整備でご入庫です。定期点検を毎年、マーキーズで行って頂いており、コンディションはほぼ把握出来ている車輌でしたので今回の車検は予想通りに大きな作業なく車検の取得が出来ました。定期的に点検をし修理を行う事で、車検費用を抑える事が出来るお手本のような事例です。

BMW　E４６　３シリーズ　車検点検整備でご入庫頂きました。ご依頼事項に冷却水が減るとの事で点検を進めて行きますと、ラジエターロアホースから水漏れが有るのを発見しました。E４６のロアホースには、途中に樹脂製のパイプになる箇所が有り、そこに水温センサーが取り付けされます。今回はそのセンサー取り付け部からの冷却水漏れが有りました。センサーとガスケットは一体のタイプの為、センサー交換作業となります。

BMW　E４６　３シリーズ　車検点検整備でご入庫です。ご入庫時、メーターにチェックエンジンランプが点灯しているので修理をしたいとのご用命を頂きました。診断を行いますと、マフラーに取り付けされているO2センサーの故障である事が判明しました。その他、エンジンマウントが限界を迎えておりましたので、この機会に交換作業を行いました。チェックエンジンも消灯し、エンジンの振動も収まり、すっかり機嫌を取り戻したE４６です！

BMW　E４６　車検整備でご入庫です。オーナー様は大変この車両を気にいっていらっしゃるようで、曇りの出たヘッドライトを交換されていたり、フロントグリルをブラックタイプへ変更されていたりと楽しんで乗っておられるようです。ただ一点だけ解決出来ないでいる問題が有るとご依頼頂きました。時々点灯してしまうチェックエンジンランプにお悩みとの事でした。いくつか専門工場に診てもらったそうですが原因が掴めないままチェックランプをとりあえず消灯させる事を繰り返してきたそうです。点灯する時の状況や今までの診断内容、当社システムテスター診断結果から答えを探っていきますと！見つけました！！バキュームライン途中に有るプラスチック製のアダプターが綺麗に折れているのを発見しました。ぱっと見た目では割れている事が分からないものでした。ここから、振動が大きい時などに多くのエアーを吸い込んでしまっていたのが原因で有る事が判明しました。

BMW　E４６　車検点検整備でご入庫頂きました。始動時エンジンの振動が大きい、温まると少し良くなるので見ておいて欲しいとご依頼を頂きました。いわゆるエンジン不調です。担当のメカニックに情報を伝え、車検点検と診断を開始です！ほどなくして点検レポートが上がってきました。バッチリ不具合箇所を見つけています。さすがはマーキーズメカ！こういう時は豊富な経験と知識がものをいいます。

バキューム配管が切れてエアー吸いを起こしているところをピンポイントで探し当てています。BMWの車検点検はマーキーズにお任せください！！

 

BMW　E４６　車検整備でご入庫です！冷間始動時にエンジンがハンチングするとの事で、そちらも車検点検と同時進行で診断をしていきます。オーナー様は一度、ディーラーにもご相談された事が有ったそうですが、戻ってきた回答は何処かを調整しておいたので様子を見て欲しいといった内容で、症状の改善には至らなかったそうです。そんな事を聞いてしまったら燃えない訳がない、我が社のメカニック陣！気合いの診断で原因発見！バキューム配管が切れていました。ここから不必要に空気を吸い込んでいたんですね。症状も改善し、無事ご返車です。

BMW　E46　車検整備でご入庫頂きました。点検を進めるとパワーｽﾃｱﾘﾝｸﾞ装置のオイル漏れを発見致しました。最も重要なパワーステアリングポンプ本体から滴になるほどの漏れが有りました。これではオイルを捨てながら走っているようなものです。オイルが減って行きあるレベルに達すると、ものすごい異音が発生したり、おもーーいハンドルになってしまいます。また走行風でオイルがあちこち飛び散って足回りのブッシュ等へ被害が広がる前にポンプ交換をお勧め致します。もちろん今回、ご入庫頂きましたオーナー様は交換をされ、安心してドライブされております！