マリオットマーキーズBMW整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日ご紹介する整備はBMW E63型M6のエンジンチェックランプ修理です。
車検整備でご入庫いただきましたが、他にもエンジンチェックランプが点灯してエンジン不調が起きていたのでそちらも合わせて修理させていただきました。
まず症状ですが、メーターにエンジンチェックランプが点灯していて、アイドリング不調が起きてエンジンがスムーズに吹き上がりません。
早速テスターをつないで故障メモリーを確認したところ、シリンダーのミスファイア、ラムダセンサーの入力がありました。
まずミスファイアですが、プラグに高電圧を送るイグニッションコイルが故障してうまく点火ができずミスファイアが起きていました。
この型のM5、M6はこのようにコイルが故障することが多いです。予防も含めて全気筒イグニッションコイルとプラグも摩耗していたので同時交換となりました。
スペースが狭いのでプラグ交換でも外すものが多いです。
こちらが交換するコイルとプラグです。
V型10気筒エンジンですので、それぞれ10個取り付けられています。
次にラムダセンサーですが、こちらはラムダセンサーは排気ガスの酸素濃度を測定し、理想の空燃比になるように燃料制御に使用されています。
こちらが故障すると空燃比が狂ってエンジン不調が起きる可能性があります。
今回はセンサーに付いているセンサーを制御温度まで温める為のヒーター回路が断線していたので、こちらも交換となりました。
作業はエンジン不調もなくなり、BMW M6本来のエンジンの吹き上がりになりました。
試運転して他に問題がありませんでしたので作業完了となります。
お車のことで何かお困りの事がございましたら、ぜひ弊社へご相談ください。