マリオットマーキーズBMW整備ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はBMW E85 Z4 走行中ナビの電源が切れるとの事で入庫して頂きました。
こちらの車両はZ4MでE46M3と同じエンジンを搭載しておりかなり珍しい車両だと思います。
まずはナビが社外か純正か確認します。
今回は純正ナビが取り付けられていました。
次に症状確認を行います。
一般道を走行している時には特に症状は出ませんでしたが、故障メモリの確認をしたところ各ユニットに過電圧の故障メモリが入っていました。
過電圧の故障メモリが入ってましたがエンジンをかけテスターでオルタネーターの発生電圧を測ります。
暖気が完了していない時にはアイドリング状態で13V程発生していましたが、かなり暖まってきたタイミングで12.5V程しか発生しなくなり、回転数を上げると17V付近まで電圧が上がってしまいました。
念のためバッテリー状態やターミナルの緩みなどをチェックし何も問題無かったのでオルタネーター内部のボルテージレギュレータが故障していると判断しお客様にご説明させていただきました。
ご納得頂きオルタネーターの交換を進めていきます。
作業としては大掛かりな作業ではなくあまり外すものはありません。
ベルトを外し、オルタネーターを外すのに邪魔なプーリーなどを外しオルタネーターを取り外します。
新旧並べてみますが見た目ではなにもわかりません。
新品のオルタネーターを取り付けてベルト類などを元に戻しエンジンをかけ電圧などチェックします。
最初の時と同じ条件でテストを行い問題無ければ作業完了となります。
今回の車両は症状の再現まで時間が掛かりましたが色々と点検していく上では再現性も重要になります。
トラブルが起きた際にはなるべく放置せず早めに修理など行った方が他の部分に悪影響を及ぼさず最低限で修理できますのでまずは弊社にご相談ください。