最も漏れが激しい箇所はオイルパンと呼ばれるオイルを貯めておく桶のような部分になります。エンジン本体に専用のガスケットやゴムパッキンを介し取り付けられます。
車種によってはオイルパンのすぐ下をクロスメンバーなどのシャーシー関連部品が通っている場合もあり、作業が大変になる場合もあります。
今回はオイルパンの他にもオイルが滲み出ている箇所も含め修理を行い潰れきったエンジンマウントも同時に交換を行いました。
エンジンが温まってくるとエンジンルームから焦げたにおいがするとのことです。
エンジンフードを開けて点検するとエンジンオイルフィルターのブラケットからオイルが滲み漏れており下廻りまでつたっていました。
ブラケットのパッキンと交換する際に脱着するクーラー側のパッキンも交換し、ブラケットは取り付け面をオイルストーンで磨き、あたり面を出すことでパッキンの密着性を高め今後漏れにくくして取り付けました。
オイルパンはエンジンの最下部に位置しますので、漏れが発生すると地面に直ぐ垂れ落ちる可能性が高くなり、漏れが派手に見えます。
他にもエンジン最上部のタペットカバーやオイルフィルターブラケットからも漏れが併発しており、このままでは車検を取得できないだけでなく、オイルがマフラーに付着し不快な臭いの原因や、車両火災の原因となり兼ねませんので修理が必要です。
オイル漏れ修理を行い、無事に車検を取得しました。