クラッチの修理にてご入庫頂いたBMWのM6です。早速症状を確認すると、2速以上にギアでアクセルを踏み込むとトランスミッション異常の警告灯が点灯しエンジン回転数を抑える制御に入ってしまいます。
SMGトランスミッションを外して、クラッチの状況を点検するとクラッチディスクの残量は無くなってしまいベルハウジングには、クラッチディスクのダストが大量に溜まっている状態でした。
この状態では、エンジンの力を伝えることが出来ずクラッチが滑ってしまう原因となってしまいます。クラッチ交換後、BMW専用のテスターを使用しスリップポイントの調整と学習を行い作業完了です。