早速BMWテスターにてシステム点検を行っていきます。
エラー履歴の内容はシリンダーナンバー1番、2番、3番、4番のミスファイア(失火)エラーの入力が残っていました。
エラー履歴を基に各所点検を進めていくと、点火装置であるスパークプラグ、イグニッションコイル等には問題は見当たりませんので点火をコントロールしている側に原因が有る事が予測出来ました。システム回路図やシステムテスターによる各種データーを読み取りながら更に診断を進めていくと、最終的にはヒューズ一体型モジュールに辿り着きました。
モジュールを外してみると電子部品に不具合が出ると、よくある独特の臭いが鼻に付きます。確認の為に内部基盤を見たところ回路途中にショート跡があり、症状の原因箇所と判断出来ました。モジュールの交換を行うと直ぐに症状は改善されましたので無事に修理は完了となりました。