こちらのZ4はミッションがSMGの車両で、直ぐにニュートラルになって警告灯が点灯してしまう状態でした。
早速テスターにて診断を行ったところ、ミッションオイルのプレッシャー低下を確認しました。油圧低下によりギアが抜けてしまう状態です。
テスターにて油圧を発生させているSMGポンプを強制的に作動させて圧力の状態を確認したところ、基準値まで圧力が上がりきらない状況が確認出来ました。
今回はこちらのSMGポンプを交換して、テスターにてエア抜き、クラッチ位置の学習などを行いました。
テスト走行を行い発進、変速の動作を確認し問題はなく作業完了です。
車検でご入庫頂いたBMWのF20です。冷間時に冷却水不足の警告が出るという事で一緒に点検を行いました。
点検の結果、エンジンの後ろ側に取り付けられているウォーターハウジングより冷却水が漏れているのを発見しました。
この状態では、保安基準不適合となる為お客様と打ち合わせを行い整備作業を行いました。
整備作業では、インレットマニホールド等の補器類を外さないと部品にアクセス出来ません。
作業後、症状が改善し異常が無い事を確認し作業完了となりました。
エンジン警告灯が点灯してしまったという事でご入庫いただいたBMW1シリーズのE88です。
早速症状を確認する為、試運転を行うとエンジンの吹け上りが少し悪い状態となっていました。
更に原因を探る為、BMW専用テスターDISで診断を行うと、エキセントリックシャフトセンサーのエラー入力がありました。
このセンサーは、エンジン内部のカムシャフトの先端部分に取り付けられており、アクセルの開閉度を検知して、その開閉度に応じてカムシャフトを駆動させることにより、インテークバルブのリフト量を調整しエンジン回転をコントロールしているセンサーです。
故障するとカムシャフト・バルブの正確な位置がECUで認識出来なくなりエンジンがかからなくなったりする場合がありますので、修理が必要です。
交換作業時には、エンジンヘッドカバーの脱着が必要となり作業には手間が掛かります。
今回はブッシュのみの打ち替えが出来る箇所でしたのでアームを交換せずに対応が出来ます。
作業後に再度お客様と試運転を行うと新車時のようだと喜んで頂けました。