最も漏れが激しい箇所はオイルパンと呼ばれるオイルを貯めておく桶のような部分になります。エンジン本体に専用のガスケットやゴムパッキンを介し取り付けられます。
車種によってはオイルパンのすぐ下をクロスメンバーなどのシャーシー関連部品が通っている場合もあり、作業が大変になる場合もあります。
今回はオイルパンの他にもオイルが滲み出ている箇所も含め修理を行い潰れきったエンジンマウントも同時に交換を行いました。
現状では動いている事を確認出来ましたが、モーターの回りが悪く正常に循環させられない為に冷却水が停滞気味となり水温が上昇してしまう状況である事が判明しました。また、診断中に冷却水漏れが併発している事も分かりました。
ラジエターに白く粉が吹いている状態となっており、漏れ出た冷却液が乾燥するとこの状態となります。
状況の説明をオーナー様にお伝えし不具合箇所の部品交換を行いました。冷却水漏れの修理も行えた事で先に有るトラブルを回避する事が出来ました。
今回、ドアの交換は必須になりますが、クォーターパネルはマーキーズの技術力で修理を行いました。
クォーターパネルは交換してしまうと事故車として評価されてしまい、お乗り替え時の下取りや売却の際の査定に影響が出てしまう為です。
オーナー様へトータル的なサービスをご提案させて頂いております。
12ヶ月定期点検でご入庫を頂きましたBMW F06型M6になります。M6はV型8気筒ツインターボのエンジンを搭載しているハイパフォーマンスカーです。
今回ご入庫されたM6は年式も新しく、走行距離が少ない事も有り、コンディションが大変良く特に大きな整備は必要としない状態でしたので定期交換部品や定期交換油脂をメインに作業を行いました。
整備内容としては、エアエレメントの汚れとエンジンオイル量の低下が確認できましたので交換作業を行いました。この箇所も点検では定番の箇所になります。
コンディションを保つ為には、定期的な点検が必要です。
弊社では、新しい車から古い車まで対応し、BMW専用テスターも完備しておりますので気になる事がある方は、是非お問い合わせください。
こちらのZ4はミッションがSMGの車両で、直ぐにニュートラルになって警告灯が点灯してしまう状態でした。
早速テスターにて診断を行ったところ、ミッションオイルのプレッシャー低下を確認しました。油圧低下によりギアが抜けてしまう状態です。
テスターにて油圧を発生させているSMGポンプを強制的に作動させて圧力の状態を確認したところ、基準値まで圧力が上がりきらない状況が確認出来ました。
今回はこちらのSMGポンプを交換して、テスターにてエア抜き、クラッチ位置の学習などを行いました。
テスト走行を行い発進、変速の動作を確認し問題はなく作業完了です。
車検でご入庫頂きました、BMWのアクティブハイブリッド7(F04)です。
たまにエンジンの冷却水不足警告灯が点灯するという事でしたので、合わせて点検を行いました。
点検の結果、タービン冷却パイプやベンチレーションパイプなどから冷却水漏れを確認しました。
F04は、エンジンのインレット側とエキゾースト側が逆転した設計となっていて、タービンはエンジンのVバンク間に取り付けられ、周辺には細かいホースやパイプ類が多く接続されています。
タービンがエンジンの中心部近くにあることにより、各ホースやパイプ類への熱による負担が多くかかることから劣化が早く、冷却水漏れの事例が多くみられます。
今回は、漏れのあるホースの他に、劣化していたホースも同時に交換し再発を防止を含めて作業を行いました。