エンジンの調子が悪く、ドライブトレーンも点灯しており、左のマフラーから白煙が大量に出ている状態でした。
実際ロードテストを行ってみるとエンジンの調子も悪く正常にエンジンが回転していません。BMW専用テスターでデータロガーを見てみると、エラー項目が大量に表示されます。エラーの中にミスファイアが出ていたので、スパークプラグの点検を行うと燃料で濡れているのが分かりました。
疑わしいのはスパークプラグとイグニッションコイルの故障ですが、排気ガスが異常にガソリン臭いのが少し気になり、ファイバースコープで燃焼室内を見てみるとガソリンが溜まっていました。かなり異常なケースなのでテスターでインジェクターのデータを見てみると、イグニッションオンにしてからの燃圧を内部で保持できていませんでした。
こうなると、コイルやプラグよりインジェクターをまずは交換しての再評価となります。交換後調子も良くなり整備完了となりました。