No.111 BMW 5シリーズ E39 AT警告灯修理
始動時等にA/Tの警告灯がでるとの修理依頼です。
まずは現象確認と試運転。確かに始動時等にメーター下部のメッセージ画面にA/Tの故障を表す文がでます。試運転をしてみるとA/T本体の不良感(クラッチの滑りや変速ショック等)は感じられませんでしたので電気的な不具合を疑いつつピットへ。BMWテスターDISを使用しエラーを読みだし、原因を絞っていきます。今回の原因はシフトポジションセンサー。実際にどのレンジにシフトされているかを判別しているセンサーです。実測値で見ているとシフトした衝撃で現在のポジションを見失い、エラーに繋がっていました。修理はこのセンサーを交換するだけでOKです。A/T故障といえこの様にセンサー一つで治ってしまう場合も多々あります。